被害者続出!!車検ロングな無整備車

2022年12月12日 19:54

やはり毎度この時期出てくるご相談

 残り実質2週間あまりで2022年も終わろうとしています。『御用納め』『御用始め』という冬期休暇も世の中にありますので、師走という言葉がふさわしい季節になってきました。以前と違って自動車部品関係では、多くがセンターまたはメーカー在庫、配送についても翌日発送・翌々日受取、更には整備点検は予約制という社会に大きく変化しています。
 このようなご時世ですが、年末年始の利用は難しいかな?という案件が舞い込んできてしまいました。『取説書ナシ、記録簿ナシ』で車検だけは、やたら長く令和6年9月までという軽バンです。相談はいつものように不具合からのもので『まあよくぞ2か月間無事でしたね』というレベル。各部油脂切れで全く整備されていない酷いもので致命的なのは『軽自動車あるある』のカムシールおよびクランクシールからのオイル漏れです。滲みレベルを通り越した重症です。エンジン回転数が普通車比高い軽自動車です。社会通念的にもエンジンオイル寿命は7割と言われています。交換シールのみならず記録簿すら存在しませんので、大方『乗りっぱなし、ベタ踏み走行、飛ばし乗りされていた』の経歴部類と推測できます。納車後2ヶ月強でこの状態ということはあり得ない状況です。さらで驚くべき点は自賠責保険の加入状況です。9月時の加入者が個人名でした。どうやら購入先や前オーナーでもないという、車検時の責任所在特定を複雑化した最近よくある手口でオレオレ詐欺の『元締め・出し子・受け子』のような構図です。
 もうとても年内整備は手一杯で不可能です。シール類には悪影響ですが、添加剤で焼き付き防止の応急処置しか手はありません。ご予算都合もあるでしょうから、遠乗りは控えロードサービス加入保全を講じて年末年始ゆっくりご検討いただくことで折り合わせていただきました。またお乗換え廃車処理の場合は細かいですが『重量税還付請求については、当時の登録状況調べる必要性が出てきます』ことをお伝えしますと、取り返しが難しい問題で落胆されている様子でした。年内納車をお考えのユーザー様には『よくよく考慮』された購入検討をお奨めいたします。

記事一覧を見る