消費者庁でもアナウンスして頂きたいものですが

2022年10月10日 22:37

ヤハリ発生!今度はオートマ不良

記録簿は今回車検時の1枚だけ走行距離担保は車検証記載のモノだけ・・
備考欄をよく見てみると『ユーザー車検受験車』点検内容はレ点のみという記録経歴不明の13年経年車としてはあり得ない内容のミニバン。タイミングチェーンエンジン車にも多い『トラブルあるアル』の代表的なパターンで、今回の『あるアル』はオートマミッションのガタ。車検残1年11ヶ月強のものを購入されたそうで引渡し前の整備点検は受けずに購入。10年以上の経年車に付き現状販売の契約内容ですから、明らかにユーザー側の契約判断ミスなのですが、車検場持込時にオートマのガタは把握できていたでしょうから『酷い売り逃げ式の販売』です。残り車検分をとても走り切れそうもないブレーキパッド残、水を追加しただけのウォッシャー水、ラジエター不凍液やオイル類もとりあえず入っているだけという内容で、とても1ヶ月前に整備点検されていた車両とは言えないような各部汚れ埃だらけの酷い状態。一通りの整備点検をはじめとしてオートマ本体の部品代や載せ替え工賃を含めると考えてしまうような計算結果に、、、このご時世、ネットオークション購入車両を手掛けてくれる工場も大変少ないのが現状です。先ずは購入店に相談してご検討していただく事になってましたが、案の定『現状販売』で突っぱねられてしまったそうで。泣くにも泣けない状態のようです。
 CVT過渡期のオートマトラブルは各メーカーが抱えている問題でとにかく壊れます。おそらく該当する年式の中古車は街中を走っていてもディーラーを始め店頭では取り扱われていない(展示されていない)ような車種がこれに当てはまります。タイミングチェーン式エンジン化で経年車の再需要が進んでいますが、どれでもこれでも良い訳ではなく先ずは『新車時から法定点検歴記録が揃っているか否か』を基準にお選びいただくのがお奨めポイントかと存じます。お得感満載の怪しげな車検残車には慎重な注意検討が必要です!

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